見知らぬ国や地域を旅する海外旅行では、インターネットでの情報収集が欠かせません。また、翻訳アプリや翻訳機を使用する場合も、精度の高い翻訳結果を得るためにはインターネット接続が必要です。フリーWi-Fiを利用してインターネットに接続する方法もありますが、日本と同様に移動中でも通信を確保するためには、渡航先で利用できるモバイル回線を準備する必要があります。
WiFiレンタル
一昔前には主流だった通信手段です。以前の携帯電話はバンド縛りやSIMロックが厳しく、ローミング費用も高額なプランが多かったため、WiFiレンタルは特に重宝されていました。
現在でも複数人や複数機器と通信環境をシェアしたい方にはおすすめです。
ローミング
ローミングとは、契約している通信キャリアとは異なる事業者のネットワークに接続して通信を行う仕組みです。
ローミング接続先のネットワークは、旅行者が契約している通信キャリアのネットワークに通信を中継します。契約キャリアとローミング接続先の事業者がローミング協定を結んでいる必要がありますが、日本国内とほぼ同じ感覚で手軽に利用できる点が魅力です。
また、日本経由でインターネットに接続するため、国外IPアドレスからのアクセスをブロックしているコンテンツや、渡航先の政府機関によって規制されているコンテンツも引き続き利用可能です。ただし、逆に渡航先のサービスを利用したい場合には、国外IP制限の影響を受けることがあります。さらに、日本との地理的距離が遠いほど遅延が発生しやすい点には注意が必要です。
なお、契約キャリアのSIMカードやeSIMを利用するため、SIMロックを解除していない機種でもそのまま利用できる点も便利です。
楽天モバイルを利用している場合、月2GBまでローミングが無料で利用できます。国内外を合わせた月3GBまでのデータ通信量であれば、税込1,078円と非常にお得です。さらに、他キャリアのローミングと異なり、電話番号を使った音声通話(Rakuten Link)でも発着信料金が発生しません(ただし、iPhoneでは着信時のみ従量課金となります)。
このページから楽天モバイルに乗り換えると、13,000円相当の楽天ポイントが付与されます。
2週間以内の海外旅行ならahamoもおすすめです。
海外パケット通信:海外91の国・地域でのパケット通信も30GBまで無料
※15日を超えて海外で利用される場合は速度制限がかかります。国内利用と合わせての容量上限です。
プリペイドSIM
eSIMアプリ、ECサイトで購入
手軽にプリペイドeSIMを購入し、利用することができるアプリやサイトのことです。SIMカードを抜き差しする手間や紛失リスクを避けられます。多くのeSIMが香港やタイなどの事業者を経由して通信するため、仕組みはローミングそのものです。香港ローミングの場合はVPNなしでChatGPTやTikTokにアクセスすることができません。
Amazon.co.jpや楽天市場などのECサイトでもeSIMやSIMカードが販売されています。
おすすめ商品(eSIM・SIMカード)
以下の2つのeSIMやSIMカードは、現地の回線を直接利用するため、高速かつ低遅延の通信が期待できます。
現地で購入
現地の空港や露店などでは、プリペイドSIMが販売されています。現地の回線を直接利用するため、高速かつ低遅延の通信が期待できます。ただし、深夜や早朝に到着した場合、店舗が営業していないことがあり、その間インターネットに接続できない可能性もあります。
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